はじめに
「Microsoft SQL Server Management Studioを使ってみよう」ではさくっとテーブルデータを触ってほしかったのでインポート機能を使って簡易的にテーブルを作りました。
今回はDDLを用いてテーブルを作成したいと思います。
DDLとは
DDL(Data Definition Language)はデータ定義言語のことで、データベースやテーブルを作成するCREATE文、削除するDROP文などが該当します。
CREATE文を作成し実行してみよう
実際にCREATE文を実行し、テーブルを作ってみましょう。
c03.csvをもとに、CREATE文を作成します。
IF(インターフェースファイル)定義書や、元システムのテーブル定義書を参考にCREATE文を作りますが、今回はそれらは存在しないのでデータを確認しつつ作成します。
まず、テーブル作成に必要な基本的な要素を洗い出しましょう。
テーブル作成に必要な要素
- テーブル名
作成するテーブル名を指定します。
「Microsoft SQL Server Management Studioを使ってみよう」では「c03」という名前のテーブルを作りましたが、他の人が見たときにどんなデータなのか意味が分かりませんよね。
意味が分かるよう、テーブル名を定義しましょう。 - 項目名(カラム名)
テーブルにどの項目(属性情報)を持たせるかを定義します。 - 項目の型
テーブルの項目には型の設定が必須です。
型には文字列型、数値型、日付型など様々な方があります。
例えば「北海道」文字列型です。
人口などは数値型です。文字列型として定義もできますが、文字列型の場合は四則演算ができないので、(型変換すればできる)あらかじめ数値型で定義をした方がよいでしょう。 - 項目の桁
数値項目についてはその数値の桁を設定します(する場合があります)。
他にもNOT NULL制約などありますが、データ分析におけるテーブル定義は上記で事足りるかと思います。
CREATE文を作成する
以下のようなCREATE文を実行することでテーブルを作成することができます。
CREATE TABLE [テーブル名] (
[項目名1] [項目1の型] (桁),
[項目名2] [項目2の型] (桁),
[項目名3] [項目3の型] ,
...
);
それでは実際にCREATE文を作ってみましょう。
CREATE TABLE [国勢調査_年齢5階級_男女_都道府県別_人口] (
[都道府県コード] [NVARCHAR](2),
[都道府県名] [NVARCHAR](4),
[年齢5歳階級] [NVARCHAR](10),
[元号] [NVARCHAR](4),
[和暦(年)] [INT],
[西暦(年)] [INT],
[人口(総数)] [INT],
[人口(男)] [INT],
[人口(女)] [INT]
);
作成したテーブルを確認する
テーブル作成が成功したことが確認できます。
「テーブル名」→「列」のプラスボタンを選択すると項目名や型桁、NULL制約が見れます。
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